ルーフデッキで出来ている工場などで雨漏りが発生している場合どうすれば雨漏りを止める事が出来ると思いますか。一つはコーキングをする。もう一つは張り替える。コーキングをする方法は簡単ですが、漏っている箇所がわからない場合はあまり感心しません。張り替える方法は単価が掛かりますし、下の品物を工事中に雨の心配のないようにしなければなりません。
今はカバー工法と言うものがありまして、それはルーフデッキの上にもう1枚張り上げる言うものです。工事は新築と同じ工法ですので、張り上げた後は今までと同じぐらい長持ちします。
今月10月22日台風で雨漏りの相談がありました。それは流れの長さが20メートルの工場のツナギ目部分から雨漏りがするとの事で、あまりお金を掛けたくないとの事です。
ツナギ目部分にコーキングをやればいいのですが、お施主さんは今までに散々やってきたそうです。
書き加えますが屋根の上の温度は、夏は60度とか冬は0度か温度差があるために、伸縮がありやたらな施工ではなかなかうまく行きません。
今回は水上からつなぎ目より3メートルカバー工法ならぬ、サン葺き工法をとることにしました。下のルーフデッキには一切穴をあけてはいけない条件です。
屋根がハゼ式折版でしたので、その一番高いところに雪止めのアングルを止める金具を取り付け、それに垂木を取り付けて、その上にコンパネを敷く、後は普通のサン葺き工法で仕上げました。